とりあえずの対処法 まとめ(下肢編)

日常生活で出る痛みの手っ取り早い対処法です。

考え方としては、痛みがひくまで動きを制限するのが基本です。

応急処置的な自力対処です。治療院に行くまでもない症状、自力で対処する必要があるときなど試してください。

もちろん正確な診断をしてもらうことは大切です。不安に思ったら医療機関を受診してください。

テーピングも原理を知ってもらいたいためメインの1本だけ貼っていますがずらして3本重ねて貼っていただきますと固定力も強くはがれにくい施工になります。

 

足裏が痛い(足底筋膜炎)

・クッションが効いた靴を履く

・特にかかとを保護する(かかとクッション・サポーターなど)

 

・テーピング

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脚の疲れ・脛が痛い・しびれる

・マッサージ

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・テーピング

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シンスプリント(運動しすぎで脛が痛い)

・テーピング(脛のテーピングと同じ)

・治るまで走らない

 

脚がむくむ

タオルギャザー運動

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・足裏で壁押し(ボールなど踏む)

・カーフレイズ

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・むくみ用ストッキングを履く

 

外反母趾

・タオルギャザー運動

・テーピング

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捻挫(内返し・多い)

・テーピングを8の字に巻く

内側から足裏に入って外から出て登っていく

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バンテージタイプのサポーターですと簡単です。

 

膝が痛い(全般)

・お皿の上方と下方にテーピングやバンドを締めておく

・お皿が出るタイプのサポーターをする

 

・お皿の上にはテーピングや包帯を巻かない(お皿を上から抑えない方がいい)

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ジャンパー膝 オスグッド

・膝を曲げるとお皿の下方あたりが痛い 

・パッド(やわらかいもの)を膝のお皿にむけてテンションをかけて貼っておく

・専用バンドなどがある

・膝を深く曲げないようにする

・ジャンプしないようにする

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膝が曲がらない 正座できない

大腿四頭筋マッサージやストレッチ

・膝裏のむくみをとる(あまりにも水がたまっている場合は病院で抜いたほうが良い)

・肘を押す 反射療法(肘を膝に見立てて押す 両肘試してみる)※膝と肘は関係があります。私も治療で使っていましてほとんどの方で変化を感じています。膝が軽くなる、動くようになるという方が多いです。詳しくはいつか記事にします。

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大腿外側が痛い(坐骨神経痛

・大腿外側にテーピング

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・太ももにサポーター

中殿筋というお尻の外側の筋肉が弱まると出る症状なので太ももだけでなく中殿筋部分にもテープを貼るもしくは太ももと腰まで覆うようなサポーターをするのがいいでしょう。

・座るときは坐骨にクッション・痛いほうに足置き場

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・寝るときはあおむけで足置き場において寝る

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ここで注意ですがひざ下に枕を置く場合、腓骨頭(膝裏の外側)を圧迫する状態になると神経も圧迫することになるので足がしびれます。しばらく立つのも困難になるので気を付けましょう。やわらかいクッションにするか膝は軽く曲げる程度にする、膝裏に硬い枕が密着しないようにするなど対策してください。

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・横向き寝では痛いほうを下にしない 痛いほうを上側にして足置き場において寝る

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鼠径部が痛い・股関節を内側に回すと詰まり感

・まっすぐ足を出して歩く(がに股になっても内またになってもだめ)

・足を組まない

・あおむけで脚をしばって寝る(足が外側に向かないようにするため)

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・横向き寝では痛いほうを下にしない 痛いほうを上にして足置き場において寝る

 

腰が曲がってまえかがみで歩いてしまう

・その場ももあげ運動

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・少しずつ進んでもいいので体を起こして歩く(早くおおまたで歩こうとはしない)

 

日常生活で出てくる体表の痛みはご自身で対処しようと思えばできます。基本的には痛いままでいないということ、動きの制限をして痛みがひくまで待つことです。くせだからと普段と同じような動きをする、痛いところを圧迫する寝方・座り方をする、痛いまま運動を続ける、試しに動かしてみるなど最もよくないことです。痛みが長引くことでしょう。

上記で寝方や座り方の説明をしていますがこれは患部の圧迫の回避方法です。長時間の圧迫は余計に痛め症状を長引かせます。朝が痛いという人が多くいます。これは上手に寝れていないということでしょう。もちろん人は寝返りをうちますので完全に負担がない寝方というのは不可能です。ですがあらかじめ負担を軽減できるような恰好を作っておくくらいはしておいた方がいいでしょう。

動きの制限を実現するのがテーピングやサポーターです。テーピングは難しい・かぶれるなどの問題がある人はサポーターをするのがはるかに簡単です。

身体の衰えに関するものに対しては鍛えることが重要です。鍛えるといっても日常生活を行ううえで十分な筋力は簡単な運動で得ることができます。重要なのは毎日行うことです。衰えがでているということはトレーニングをしてこなかったつけが体に表れているということです。トレーニングなくして健康はないと思っていた方がよいでしょう。