効かすコツ
施術を受けた患者様から
ツボや圧痛点はどうやって探しているの?
とか
押された感覚がぜんぜん違う
といった声が聞かれます。
健康系情報、記事などでツボの場所を教えてくれることがありますが
図示されたところを押しても
効いているのかいないのかわからない
といった経験はありませんか?
平面図で示したポイントを押したつもりでもそこが本当に合っているとは限りません。
体は立体、奥行きがある物体だからです。
実はツボの探し方や体の押し方にはコツがあって知らないと無駄な箇所を押す可能性があります。
私がツボをどうやって探しているのかというと
目安にするのは
・筋肉と筋肉の間
・骨と筋肉の間
です。
ボディビルダーがよく仰る「カット」の出ている部分です。
ただ一般の方で筋肉質でない方もいらっしゃるのですから見てすぐわかるものではありません。
指で触って組織の違いや位置関係がわかることが条件です。
押し方は
指で皮をかき分けるように組織の深部に進んでいきます。
すると筋肉が重なり合っているところにたどり着きますので
筋肉と筋肉の間に指を入れるつもりで押します。
すると闇雲に押したのとはまるで違う強い刺激が入ります。
押すというより
筋肉と筋肉を分けるような感じです。
骨と筋肉の間を攻める際も
骨から皮をちょっとずらすと指がハマるようになるので
そこを筋肉と骨をセパレートするかのごとく指を深く突き入れるのです。
このように書いていても
実際に指で
骨、皮、筋肉の違いがわからなければできないことなのでとても難しいですが
わかればとても役に立ちます。