太もも内側の施術

ふともも内側です。
ここが衰えると膝が内側に入るX脚ということになります。
内側の筋肉は恥骨といって一番内側の下側につく筋肉が多いです。
ですのでここの筋肉が衰えるということは
骨盤の土台としての機能も低くなります。
(中心に近い部分の支えが弱いということですからね)
だからでしょうかX脚の方はひどい腰痛が多い気がします。

X脚の人をみたら
内側をしっかり施術する必要があります。

内側の筋肉は表面的には2つ出てきます。
脚を三角絞めみたく股を開いて膝を曲げたような格好をすると
骨盤(上前腸骨棘)から膝の内側に向かって斜めに走る
「縫工筋」がでてきます。
骨盤(恥骨)から膝の内側に向かう
「薄筋」
縫工筋と薄筋の間の奥に「長内転筋」
とあります。

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これらも最初は手のひらでほぐし
筋肉の分け目を母指か四指で押していきます。

足五里(あしごり)・陰包(いんぽう)・曲泉(きょくせん)
というようなところです。

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長内転筋の下には神経が通っていて
押したら刺激が強いところなので

力加減は繊細に丁寧に押すことが大事です。

かえる脚のように股を開いて膝は90度くらいに曲げると
適度に筋肉が緩んで押しやすいでしょう。

ちなみに縫工筋、薄筋は
半腱様筋(薄筋の横、太もも裏)とともに
膝の内側につきます。
鵞足(がそく)といいます。
膝関(しつかん)のあたりでしょう。

鵞足炎といって膝の内側が痛くなる症状があります。
走る競技などで膝を曲げ伸ばしのしすぎででる膝の炎症です。

こういった症状にも
太もも内側を施術します。